日々のデザートか、たまにリッチか
我が家では共働きを選択しているが、おそらくは嫁さんの負担の方が強いと思う。
会社勤めの私は基本的には毎日同じような業務。
嫁さんは時短をもらっているという後ろめたさに加え、保育園の迎え。
帰ってからは子供の様子を見ながらも調理に風呂掃除、洗濯物の取り込みなどなど、家事とはいえなかなかに疲れる重労働だ。
そこで嫁へのねぎらいもかねてイレギュラーにアイスやゼリー、ケーキなどのデザートを買って帰る。
子供が寝静まった後に二人でねぎらいあっている。
この習慣が夫婦にとって大事なものだと信じている。
毎日ではないにしても1週間に1~2回程度の数百円の出費で幸せを感じている我が家です。
コンビニのスイーツも新作が出てたら普通に手が伸びてしまいます。
ですが、たま~~~~に、ステーキを食べに行ったり、ピザを注文したりとリッチな一時も堪能してます。
(これでも我が家にとっては十分リッチです。)
ですが、このご褒美システムをもっと我慢してスペシャルリッチに仕上げる事を嫁に内緒で密かに考えています。
コンビニの味を100回我慢したとして、10,000~20,000ぐらいのうまい肉を食べに行くもよし、回っていない寿司を食べに行くもよし。
30歳を過ぎていつまでも庶民でいていいのか。という葛藤があります。
ただ、大人な舌に憧れていますが、そもそも庶民である私にうまい肉の「うまい」を感じ取ることが出来るのかも不安です。
もし100回も日々のデザートを我慢して、普通の「うまい」で終わってしまったら。。。
ちなみに以前何かのTVで「報酬の心理学」なるものをやっていました。
・目の前の1万円か、将来の100万円か
この2択の場合、あきらかに100万円もらった方が嬉しいのは当然ですが、「目の前」という条件には100万円を超える価値があるようです。
しかし、人間には人それぞれの性格があります。「我慢強い人」「短気な人」などそれぞれ。
つまり、我慢強い性格の人は100万円待つことが苦にならないが、短気な人は目の前の1万円にどうしても惹かれてしまうということ。
短期目線のデザートか、長期目線のリッチか
それを決める上で「性格」以上の絶対条件があった。
ムスコだ。
ムスコが一緒だとうまい肉の店の雰囲気を楽しめない。
食べ物の味だけじゃ無くて、そのリッチな空間を楽しむことも値段に含まれていると思うから。
出来れば嫁さんと2人だけで行きたい。
が、そうなると両親に日程を調節したりして、色々準備が必要になる。
ほとほとに面倒くさくなってきた。
本当に考えるとキリが無いように思うが、子育て中であることを考えると、子供を育てる意外にも色々な事に頭を回していかないといけない事実に気がつく。
と、同時に、日々のデザートという「楽な道」を選択すると、確かに何も考えずに美味しいスイーツにありつけるが「楽な道」は所詮庶民の味なのだ。
他人と違うことに労力を要して始めて一歩先の贅沢を味わうことができるのだ。
たかが100円スイーツとうまい肉の比較だけのつもりだったが、結局これは人間の人生そのものだな。
他人と同じような道を歩きながらすぐ目の前の「楽」を求めるもの。
日々頭を使い、努力をして、他人より先に進む努力をして「リッチ」を求めるもの。
私は前者でいい。
現状維持万歳。
それではこの辺で失礼します。