悪さをしている?いいえ!!成長しています!!
普段騒がしいのにふと気がつくと急に静かになる時ってありますよね。
その時、子供の様子を見てみると必ず何か悪さをしていませんか?
親目線では悪さになりますが、子供目線では「何か」に集中して取り組んでいる真っ最中なんです。
目次
子供は自分で育つ
以前「モンテッソーリ教育」の本を読んで、子育てについて、なるほど〜!!と納得させられた事があります。
それは「子供は自分で育つ」という事。
モンテッソーリ教育とは「子供が自分自身で育っているいく力」を大切にし、その力を存分に発揮できるように周囲の環境や自由を提供していくというものです。
そして、このモンテッソーリ教育の中で私が感じた大事な部分は「子供の敏感期」を逃さないという事です。
敏感期とは子供の成長段階で特に発達しようとしている機能・能力がある場合、子供が積極的にその機能・能力を使おうとする時期のことです。
実際に読んだ時の初々しい記事です。
興味があればどうぞ。
ここ数日内にあったムスコの例でいうと、
- デジタル時計の電池を抜く
- 棚に登ろうとする
- ボールペンのノック部分をカチカチする
- リモコンで机や壁を叩く
- お茶の中に手を突っ込む
などなど。
本当に親目線でみると全部イタズラと一括りにしてしまいそうです。
ですが、モンテッソーリ教育に習って捉えると
電池を抜く行為は
- 指先の感覚刺激を楽しむ
- 指先の細かな動作をしてみる
- 右手と左手を強調させて使う
- 四角い場所に元通り電池入れられるか空間的知覚能力の習得
などの要素があります。
棚に登るという行為は
- 自分より高い場所への興味
- 見えない場所に何かがあるという予測
- 全身を使った運動
- 重力を感じる
- 登りきる事での達成感
などの要素があると考えます。
ここまで意識して遊んでいる訳では決してありませんが、考えられる範囲でもこれだけの身体機能や脳機能を集中して取り組んでいると思うと、子供の発達が目覚ましいのも納得がいきます。
危ないからやめて!!と言えばこれらの学習をする機会が消失してしまうかもしれないので、おいそれと子供の行動を否定できなくなりますよね。
親できる事
子供は自分で育つと書きましたが、1日中集中している訳ではありません。
子供も人間ですから1人で遊びたい時もあれば、当然親に甘えたり遊んだりして欲しい時もあります。
子供の成長に合わせて親ができる事は
- 遊びたいと言った時は一緒に遊ぶ
- 1人で遊んでいるときは邪魔せず、見守る
- 一人遊びをしていても危険が無いようにに事前に環境の調整を行う
- 普段から「ダメ」と言わずに子供の自由さを尊重する
などでしょうか。
口で言うのは簡単ですが、仕事をこなして、家事・育児と両立しながら行う事は本当に大変です。
実際私もすごく苦労していますし、この方法で本当に大丈夫かと思うこともしばしばあります。
まとめ
見方がわからなければ地図はただの絵ですよね。
いきなりの比喩ですが、子供もそうだと思います。
子供の意味不明な行動も、親がなぜ?と思って勉強すれば行動原理は予測が立てられます。
そして子供にとっての知識が増えれば、子供の笑う顔や集中している真剣な顔、そして愛おしい寝顔。
色んな子供の顔を「ただ見る」のではなく、専門的な「知識を持って観る」ことができるようになります。
親としても新しい発見に気づく事ができたりと、育児を楽しめるようになると思います。
それではこの辺で失礼します。